ハッピーマンデー制度の功罪
本日、11月3日は文化の日です。
「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」だそうです。
皇居では文化勲章の授与式が行われます。
近年、「ハッピーマンデー」制度が採用されており、月曜日に祝日を移動することで、意図的に3連休以上が設けられています。
ゴールデンウィークならぬ、シルバーウィークなんて呼び名も登場しています。
土日が休日である、週休2日制が多くの会社で採用されている現代、月曜日に祝日を移動させることで連休を作り、国民の余暇活動を活性化させる狙いがあります。
この「ハッピーマンデー」によって、4つの祝日が、本来の日付ではなく、「○月の第○曜日」という形で、次のように移動しています。
・成人の日 1月15日 → 1月の第2月曜日
・海の日 7月20日 → 7月の第3月曜日
・敬老の日 9月15日 → 9月 の第3月曜日
・体育の日 10月10日 → 10月の第2月曜日
連休が増えた事により、旅行に行く人が増え、交通機関の利用率も上がり、旅先での消費が増え、観光地も潤っているに違いない。
間違いなく経済効果は上がったでしょう。
休日が土日じゃない職業からしても、連休効果で商売繁盛すれば景気は潤って良い効果が出ます。
良い事づくしのハッピーマンデー。
でも、月曜日の休みが増える事で週ごとのサイクルが狂う現場もあります。
例えば、大学生。
彼らの月曜の授業は決まっています。
講師側の都合もあるので、中学や高校のような授業の曜日変更も、頻繁には行えないのが現状です。
だから、月曜日は祝日関係なしで授業を行っている大学がほとんどなのではないでしょうか。
「学費払っているんだから、授業受けれて良かったじゃん」という見方もあるでしょうが、パンピーが学生の頃にこの状況だったら、祝日月曜日の授業はテンション下がります。
頑張れ学生諸君!