パンピー侍

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羽生結弦まさかの流血出場で今後の選手生命は・・・

2014年11月8日、上海にて、フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦「中国杯」男女フリーが行われた。

男子でショートプログラム(SP)2位の羽生結弦(19)が直前公式練習中に、エン・カン(中国)と衝突するアクシデント。

練習が一時中断するなど、場内が騒然となった。

6分間の直前公式練習中、エン・カンと接触。

ともにトップスピードを上げている中での衝突で、相手の右肩があごに当った羽生はその場に倒れ込むと、口を押さえ、しばらく立ち上がれない状態となった。

それでも最後は何とか自力で立ち上がったが、額からは血が流れていた。

リンクを離れるときには目はうつろで、リンクサイドで緊急治療を受ける、まさかの事態となった。

 

それでも、怪我を押して出場し、2位の結果を成績を残した。

 

流血して顔が青ざめるほどの痛々しい怪我にも関わらず、2位という素晴らしい結果を残した羽生選手には、称賛以外の言葉は見当たらない。

ただ、今後の選手生命を考えると棄権しても良かったのではないだろうか。

結果、無事に競技を終え、2位になった。

それでも怪我の状況からすると、今回の事が良い判断だったとは言えないのではないだろうか。

 

激突した相手のエン・カンは棄権している。

羽生選手自身は、怪我を押してでも出場すると言うでしょう。

そういう選手だからこそ、ここまでのレベルに達しているのだから。

しかし、そこで冷静な目で判断し、ストップをかけるのがコーチ陣の役目ではないか。

冷静な判断の結果、出場したという事であって欲しいが・・・。

 

ただ、その出場判断よりも問題なのは、公式練習のあり方。

 

公式練習で、何人もの選手が同じスケートリンクで滑っているのだから衝突する危険性があることは、十分に想定の範囲内だろう。

事故が起きるまでに、なぜ対策をしてこなかったのか。

 

各選手の使用する範囲を決めたり、一方通行にしたり、選手の安全を確保する方法はいくらでもあると思うが。

安全確保されていない中で、十分な練習なんてできるはずがない。

実際にトップレベルの選手が怪我をしてからの対策では、あまりに後手過ぎる。

 

競技に使用する曲に、ボーカル音声が入る事を認め、演技の幅を増やした事には、すごく思い切った改良だったと感服する。

しかし、選手の安全管理にも十分な配慮をしてしていって欲しいものである。

 

それが最高の演技を生み出す一片を担っているのは、間違いないのだから。